Six weeks of Mat Pilates training are enough to improve functional capacity in elderly women.
研究では、6週間ピラティスマットエクササイズをすることで、高齢女性の運動機能は向上するのかを評価するのが目的でした。
今回は平均62.28歳の女性の18名が研究に参加し、6週間週に3回ピラティスマットエクササイズを60分間実施した。事前事後にテストを行い、変化を確認した。
テスト項目
3つのファンクショナルキャパシティーテストを実施。
・Up and Go Test
椅子に座り、合図と同時に立ち上がり、3m先にある目印まで歩き、目印を回って、椅子まで戻り、座るまでのタイムを計る検査。
・30-s Chair-Stand test
30秒で、椅子から立ち上がり座る動作を何回できるかを計る検査
・Chair Sit-and-Reach and Back Scratch tests
CHAIR-SIT AND REACH-TEST (Test de flexion del tronco en silla)
座った状態で、前屈をし、手がどこまで届くかの検査。
動画にはないが、座った状態で、両手を背中(上からと下から)で掴むことが出来るかどうかの検査も実施。
検証結果
どのファンクショナルキャパシティテストもわずか6週間で、改善された。
ピラティスマットエクササイズは、高齢女性の運動機能向上のために十分だった。
エクササイズの難易度は初級から中級のエクササイズを実施。
まとめ
ピラティスは姿勢や動作評価から1人1人のレベルに合わせて、エクササイズを組み合わせることが可能です。高齢女性で多い悩みとして、泌尿器系や膝、腰周りの痛みが多いかと思われますが、泌尿器系は、骨盤底筋群の使い方指導をすることで、ある程度改善し、膝・腰周りの痛みに関しては、筋・骨格系へのアプローチで痛みを軽減することが可能です。
今回のテストでは、運動機能がどう変化するかの評価でしたが、姿勢の変化や立ちやすさ、慢性的な痛みの軽減は効果として分かりやすく出るかと思います。
アンチエイジング目的、痛みの解消目的の運動は、ピラティスをお勧めします。
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