ピラティスを指導している方にはぜひ知っておいてほしい事があります。
今回はウォルフの法則
脚のX脚、O脚にはとても関係深い人間の骨反応ですが、知らない方も多くいらっしゃるので、情報を知って良い指導者に共になって行きましょう。
骨はとても特別な結合組織であり、外力との反応や筋力などと関連し、その形状や密度を常に作り変えます。
骨質
骨組織
骨芽細胞と骨基質からなり、骨基質は膠原線維t多量のリン酸カルシウムを含み非常に硬い
緻密質
緻密質はハバース管を中心に同心円状に層板が重なり合ったハバース層板が手部をなし、ハバース層板の相互間を満たす介在層板、緻密質の最外層と最内層に見られる外・内基礎層板が加わる。骨層板の中心を縦に走るハバース管と横切るフォルクマン管共に骨内の血管の通路となる
海綿質
骨の内部にあり、骨髄に満たされている。
ウォルフの法則
ドイツの解剖学者、整形外科医のジュリアス・ウォルフ氏(1839−1902)が発表した概念。
ウォルフの法則は、「骨は加わる力に抵抗するのに最も適した構造を発達させる」
ストレスによって骨は反応し、より強固な骨をつくり出す。骨は、「刺激」あるいは反応が過度の場合に増殖する。ときおり、骨の増殖は動きを阻害し、脊髄神経根を圧迫し下肢に放散状に痛みを引き起こしたり、関連する筋を弱化させる。ウォルフの法則は、慢性的に負荷を与えない場合に起こりうる骨萎縮と筋力低下の説明て用いることが出来る。
モデリング
モデリングは常に生じている。骨髄由来の特別な細胞である破骨細胞によって骨の大部分は除去される。骨の修復を行う原始線維芽細胞は骨外膜や骨内膜、骨の血管周囲から由来する。関節に関連する組織中、骨が最もリモデリング、修復、再生能力が高い。
骨はストローのように骨幹の長軸方向への圧迫に対して最高の強度を示す。
長官骨の骨端は関節面の軟骨を通じて多方向の圧迫力を受けるストレスは隣接する軟骨下骨へ広がり、そして海綿骨の網口は広がり、海綿骨は骨幹の皮質骨長軸方向へ力の方向を帰るための支柱として作用する。この構造的配列は、骨特有の建築デザインの利点を得ることによって、力の九州・伝達するために力の方向を変える。
関節周囲の結合組織と対照的に、骨は豊富な血液を供給するダイナミックな代謝を備えている。これは、身体ストレスの反応における骨の魂胆とな再構築を示している。豊富な血液の供給は、骨折後の治療に置いて良い潜在能力を与えることになる。
立ち姿勢
女性の方に多いですが、脛骨が外方変異、外方シフトをされている方は如何に、脛骨を内旋させるかをエクササイズ中に考えないといけません。
しかし、外方シフトを助長するようなエクササイズもあるので、注意が必要です。
例えば、サイドプランク
両脚を伸ばして行うときは下の脚へ体重が乗るので、ベクトル方向で行くと、脛骨を外方シフトしている状態になります。もし立位姿勢で、外方シフトが見られる方は、修正エクササイズがおすすめです。
ピラティスはおすすめですが、お客様の姿勢や動作の評価を正しく行い、使わないと逆にパフォーマンスを落としてしまうこともあることを理解し、指導をして行きましょう。ピラティスが今以上に認知され、してもらえる人が増え、ピラティスを通じて更に健康になる方が増えて事が私の願望です。
参考文献
ピラティスのおすすめ本
- 作者: ラエル・イサコウィッツ,カレン・クリッピンジャー,中村尚人,東出顕子
- 出版社/メーカー: ガイアブックス
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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