世界最高峰のスポーツと言われるNFL(アメリカンフットボール)で特に高い身体能力を必要とするワイドレシーバーが自身のトレーニングの中にピラティスを取り入れています。
日本各地でピラティスは女性がするエクササイズとして広まっています。最近では、女優の石田ゆり子さんや渡辺満里奈さん・米倉涼子さんなどが、自身の健康のため・プロポーションを保つために取り入れています。海外では、ミランダーカーさんやヴィクトリアシークレットモデルの方々もランウェイの前の調整に行っていたりしているようです。
ただピラティスは、女性にだけに良いエクササイズプログラムではなく、アスリートにもとてもおすすめのエクササイズです。
ここからはNFLの選手がピラティスを通じて実際感じている事を載せています。
アントニオ・ブラウン
STACK Beast of the Week: Antonio Brown
こちらの動画は、プロボウル(オールスターゲーム)に3度選出されているおり、チーム記録とNFL第2位の記録を持つ選手。アントニオブラウン選手。
the exercises have benefited his overall balance control, and “knowing how to get my feet where I want to go.”
(このエクササイズは全身的なバランスコントロールに有益で,自分の行きたいところに行く方法を知ることができる。)
彼は、PHIピラティスアメリカ本部でトレーニングをしていました。
カルビン・ジョンソン
He worked with Picot primarily on core strength, muscle efficiency and balance, and hip and hamstring flexibility.
(彼はPicotの指導のもと,主に体幹の筋力・筋肉の効率とバランス・臀筋とハムストリングスの柔軟性を向上させた。)
ネイト・バーレソン
He also said that Pilates had not only made his muscles more flexible, it also benefited his ligaments and tendons with more "give."
(Pilatesが筋肉をより柔軟にするだけでなく、靭帯や腱にも効果を与えた)
マーテラス・ベネット
Bennett believes his Pilates work has improved his ability to change directions on the field, largely due to increased flexibility in his hip flexors.
(ピラティスは、股関節の柔軟性を向上させ、フィールドでの方向転換の能力を向上させた)
なぜプロアスリートはピラティスを取り入れるのか
4人のNFL選手の言葉からも分かるようにどの選手もピラティスをすることで自身のスキルや運動能力の向上を実感しています。
これは非常に重要なことで、全てのトレーニングやエクササイズはそれをすること自体が目的になっては意味がありません。
ピラティスは世界的なセレブが実践していることが話題になり、それをすることが自体がオシャレというイメージがあります。
また、高重量の重りを持ち上げることだけがアスリートのトレーニングではありません。
トップレベルのアスリートであるほど、自身に必要な能力や感覚が明確に分かっており、ピラティスはそれらに個別にアプローチすることができます。
さらにピラティスが最も得意とする「姿勢改善」、「四肢のダイナミックムーブメントに対応できる体幹(コア)作り」、そして「身体調整能力向上(コントロロジー)」という領域は一般の人も含めた人間の土台となる能力です。
アスリートの競技スキルを頂点とするピラミッドの土台を大きく鍛え、個別に必要な能力にもアプローチできるピラティスは徐々に日本のアスリートにも取り入れられつつあります。
今後、更にアスリートにもピラティスが広まっていくことがパフォーマンスの向上と選手生命を延伸に繋がると考えています。
この記事は「Why These 7 NFL Receivers Do Pilates」を参考にしています。