数年前、ダンサーが、ピラティスはトップクラスのパフォーマーに必要な1番のエクササイズと発見しました。ピラティスはより遠くへボールを打つことができ、より早く走れるようになれ、より高く飛ぶことが出来るプロスポーツ選手に受け入れられました。
プロスポーツ選手に必要な5つの能力をピラティスは得ることが出来ます。
柔軟性のための安定性
最近の研究では、安定性が柔軟性に繋がることが証明されています。腹部の深層筋群の強さがハムストリングスの柔軟性と長さを改善することに繋がります。そしてそれはスピードを上げるために重要です。
2つの筋群はフォースカップル(対)で繋がっているので、腹筋群の弱さや不活動は、ハムストリングスのオーバーユースや柔軟性を失わせてしまいます。
特にバスケットボールやホッケーの選手は、静的なストレッチの代わりに、ハムストリングスの長さを出すコアの力を向上させると一歩のストライドを広げ、よりスピードも早く出来ます。
アスリートはピラティスでコアを安定させ、ダイナミックでしなやかなエクササイズを徹底的に行います。
プロスポーツ選手は身体の1箇所を固めた状態を保ち、その他の部分を動かすために能力のキャパを高めます。同時にコアの強さと柔軟性を増加し、最終的に全体的な速度を増やすためにアウターマッスルとの関係性を作ります。
爆発力
ピラティスマシンのリフォーマーで使うジャンピングボードは、スプリングの抵抗でプライオメトリックのトレーニング環境を作ります。
バスケットボール選手とアメリカンフットボールのワイドレシーバーに必要な跳ね返る力を学びます。
爆発力の鍵はトリプルエクステンション(足関節、膝関節、股関節)です。
トリプルエクステンションの強さを求めるために関節可動域とタイミングをリフォーマーのプッシュスルーバーを使い教育します。
昔からあるプライオメトリックトレーニングより、軽い重りで出来るので、怪我を減らすことができ、アスリートにそれぞれの動きを学ばせ、コアの安定性に繋げます。
ピラティスを通して爆発力を高めるためには、ジャンピングボード上で行うジャンプやフットワークを行う必要があります。
正確なムーブメント
プロスポーツ選手のあらゆる動きを考え、ピラティスでマインドと身体を統合しトレーニングします。敏捷性とアライメントを改善するために、空間認知能力や各動きの気づきを与えます。正確な動きが選手のフィールド上での怪我を少なく出来ます。
大腿四頭筋腱炎のホッケーのゴールキーパーは、臀筋群がうまく使えず、コアの安定性と正しい動きのパターンを欠如していたため、腱の使いすぎと痛みが出て、プレイできなくなりました。
キャデラックやリフォーマーのイヴズランジ・タワーのスタンディングスクワットは、バランスのとれたスクワットポジションを獲得でき、臀筋群にしっかりロードが掛けれるようになりました。またリフォーマでのダウンストレッチ・アップストレッチ・ニーストレッチで動きを改善させ、腰の張りも減少できました。
キャッチ動作が必要なNFLのワイドレシーバーのようなアスリートは正確な上半身のムーブメントが不可欠です。
ピラティスの動きは、広背筋や大胸筋・上腕二頭筋のバランスを整え、腕の長さを出し、また脊柱の安定性と長さを作ります。力強く、そして短い広背筋・大胸筋・上腕二頭筋は肩を内旋させます。典型的な重量上げは、ワイドレシーバーの手の届く範囲を制限させます。
効果的なエクササイズは、リフォーマーのロングボックス上で行ううつ伏せのプレスアウトやキャデラックのプッシュスルー、ピラティスリングでのロングバックストレッチなどです。
選手生命を長くする
プロスポーツ選手も周りの人と同様、加齢の衰えを体験します。30歳を過ぎると、股関節のバランスと可動性を失い、速筋繊維の筋群を全体的に失い始めます。歳を重ねたアスリートは脊柱起立筋、臀筋、上腕三頭筋、下腿三頭筋が早く弱りやすいです。
ピラティスは歳を重ねることで、悪くなる姿勢の変化にアプローチでき、結果としてプレー中に怪我を生じる運動パターンを改善し、選手として長く活躍することが可能になります。
30歳周辺のNHLプレーヤーは、腰痛によってプレーを制限されるが、それは股関節と足関節の硬さと弱さによって腰へのストレスを引き起こしていました。
彼らのスケーティングトレーニングは、股関節と足関節の可動性を制限し、筋群の抑制しました。
ピラティスは彼らの痛みを軽くし、プレーができるようになった唯一の方法でした。簡単なエクササイズで、リフォーマーのフットワークや呼吸の方法、サイドライレッグスなどは、彼らを氷上に戻したプログラムです。
効果的な全身のトレーニング
エクササイズ自体に効果があるようにピラティスは全身運動からなります。15分の複合運動で、全ての筋群を動員させます。プロスポーツ選手は、普段のルーティーンの時間節約のためにピラティスを使います。身体にとって新しい動きと挑戦です。アスリートの挑戦のために8つの違うイクイップメント(マシン)を使いますが、全ては競技能力を高めるためのマットエクササイズが出来るようになるためです。
15分のマットトレーニングルーティーンがあります。
ストレートバックブリッジ
腸脛靭帯の使用を制限し、大臀筋を強くするために最高のエクササイズです。基本的に代償動作を制限します。ハムストリングスと上半身の力を制限し、コアの強化を促します。
レッグプルバック
このエクササイズは、骨盤をコントロールするフォースカップルを支えるコアを強化します。よりコアを動員するためには、ハムストリングスは長くすることなく、強化する必要があります。
ソウ
このエクササイズは胸椎の回旋を促すエクササイズで、柔軟性と安定性が高まります。回旋スポーツには重要です。
エアプレーン(ピラティスのアラベスク)
このエクササイズは軸足の臀筋群でバランスをとり、脊柱起立筋の強化とバランスの強化ができます。
マーメイド
このエクササイズが股関節の可動域バランスを整えます。そして脊柱の可動域を高め、各椎体にストレスを少なくします。アスリートでバットや棒などでスイングする際に、股関節の内外旋の正しい動きを促します。
この記事は「5 Performance Benefits of Pilates | STACK」を翻訳しています。
Antonio Brown's Pilates & TRX Workout Overview
最近では、多くのアスリートがパフォーマンスアップを目的にピラティスを取り入れています。医学的な見解は、 【運動療法としてのピラティスメソッド】下記の本を読んで頂けるとスポーツ別のピラティスアプローチが載っていますので、ぜひご覧ください。
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