ピラティスのグループレッスンやパーソナルレッスンで、よくインストラクターが言う言葉『エロンゲーション』みなさんこの意味をご存知ですか?
エロンゲーションとは、『伸長』という意味で、ピラティスインストラクターが指導中によく使う言葉です。このエロンゲーション何を指しているのかというと、普段の姿勢から背骨に与える影響を解放してあげるための意識法なんです。
背骨(頚椎・胸椎・腰椎)のお話
背骨には、部分部分で名前があり、頚椎・胸椎・腰椎と上から順番に並んでいます。
頚椎(サービカル) → 椎体:7個
胸椎(ソラシック) → 椎体:12個
腰椎(ランバー) → 椎体:5個
3つの部分はそれぞれ関節を成していて、皆さんよく聞かれるS字カーブ(生理的弯曲)を呈しています。
姿勢の変化
最近はスマートフォンやPCの発達により、その機械類が身体の一部となっている方も多いのではないでしょうか?私自身もデスクワークが多くなると、下の写真のように背中がかなり丸まってしまいます。ダメダメと5分おきには背骨を動かしていますが、硬くなる一方。
運動指導者でこれなので、デスクワーカーの方は大変だなとつくづく感じています。
筋肉にはそれぞれに程よい長さがあります。
良くない姿勢を取り続けていると、筋長が変わり、姿勢が普段から悪くなり、歪みが起こり、腰痛や肩こり・首こり・頭痛などの症状が出始めます。
そうならないためにもエロンゲーションはとっても大切なんです。
エロンゲーション
エロンゲーション=脊柱を上からも下からも引き延ばすこと
目的として、S字カーブ(生理的湾曲)を獲得することと、椎体間の空間が広げ、制限されていた関節可動域や筋肉の機能が高めるため。普段から意識できればベスト!
ピラティスエクササイズ中は背骨へのアプローチをするものが出てきたら是非このエロンゲーションをしながら動いてみてください。
エロンゲーションを意識するだけでも良い姿勢へつながるでしょう。
ピラティスでよく言われるアーティキュレーションとは
エロンゲーションと合わせてよくピラティスレッスンで言われる言葉にアーティキュレーションがあります。2つとも背骨に対してのキューイングになるので、ぜひチェックしてください。
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