PHIピラティスとは
創始者:Christine Romani-Ruby氏
- カリフォルニア大学助教授
- PHIピラティスクリニック
- 理学療法士
- 全米公認アスレチックトレーナー(ATC)
- PMA認定ゴールドサーティフィケート
- PMA認定試験官
PHI PilatesはJoseph H. Pilatesの考案したリハビリテーションとコンディショニングとしての『ピラティス』を正式に継承している団体のひとつです。
PHIピラティスはNFL(National Football League)やNHL(National Hockey League)、そして日本ではサッカー日本代表クラスの選手達などの間で行われています。PHIピラティスの柱である「姿勢改善」、「四肢のダイナミックムーブメントに対応できる体幹(CORE)作り」、そして「身体調整能力向上(Contrology)」が、様々な分野のアスリートの競技力を向上させます。
アスリートの持っている潜在能力が身体調節力を養うことによって引き上げられるため、短期でパフォーマンスの向上がみられます。
通常、オフシーズンに行うトレーニングとして、試合期などでは補強やウォーミングアップとしても活用されています。
姿勢矯正の学術的証明のあるエクササイズ
考案者のルビィ氏はカリフォルニア大学にてピラティスを20年以上にもわたり研究し、そしてピラティスのエクササイズが姿勢矯正させることを証明した論文を発表しています。これからもPHIピラティスのあらゆる可能性が研究されることでしょう。脊柱のゆがみから引き起こされる肩こり、腰痛、股関節の痛み、そして膝の痛みなどに効果があります。
トップアスリートから高齢者まで、アレンジを活かせるプログラム
ハンドレッドいうピラティスの世界では有名なエクササイズがあります。
それを行っているスタジオをあなたはガラス越しに外から見ている、と想像してみてください。
通常のピラティスのレッスンでは出来る人と出来ない人がいて、出来ない人はむりやりそのポーズを行ったり、反対に出来る人は物足りないように見えます。
同じハンドレッドでも、みなさん正しく姿勢矯正のためのハンドレッドができています。ただし、ガラス越しに外からみているとほとんどの人がばらばらの個人にあったフォームで行っています。それでいいのです。
姿勢はみんなそれぞれ異なるのですから、それらを矯正するエクササイズが異なって当然なのです。
PHIピラティスはピラティスのためのピラティスではありません。
つまり、ピラティスのエクササイズができるようになるためにピラティスを行うのではなく、姿勢矯正のためにピラティスを行うのです。
一つのエクササイズには何通りもの修正(難易度・筋力出力を下げる方法)と応用(難易度・筋力出力を上げる方法)があります。これにより、仰向けになるのが困難なほどの高齢者や、世界に通ずるトップアスリートまでそれぞれのレベルにあった満足のいくピラティスエクササイズを処方することが可能になったのです。
以上 PHIピラティスジャパンHPより抜粋
PHIピラティスマスタートレーナーになるためには
PHIピラティスコース紹介
- マットⅠ&Ⅱ
- プロップス
- バレル
- チェアー
- リフォーマーⅠ&Ⅱ&Ⅲ
- タワー
順序
PHIピラティスを学ぶ際に、まず初めに受講するのが、マットインストラクター養成コースです。マシンを学ぶ前に自分の身体をコントロール出来るようになるため、1番難しいと言われるマットワークを学びます。
マットインストラクター実技試験合格ののち3ヶ月後から、上記にある全てのコースを受講することが可能です。
全てを受講すると?
PHIピラティスコンプリヘンシブインストラクターの称号を貰えます。
ではマスタートレーナーになるためには?
2年に1度、日本で開催するマスタートレーナー試験に受講します。
受講資格はコンプリヘンシブインストラクターです。
試験内容は筆記試験・実技試験・デモンストレーションの3つ試験 合格できれば、晴れてPHIピラティスマスタートレーナーになれます。(試験内容は都度変わる可能性はあります)
現在マスタートレーナーとして活躍している方も2年に1度の更新試験があるので、講師として立つ者として常にハイパフォーマンスを保つ必要があります。
今はアメリカに行かなくても良い?
今までは、リフォーマーコース・タワーコースがアメリカの本部でしか受講できなかったので、マスタートレーナーになるためには自ずと渡米しないとなれませんでした。
しかし昨今リフォーマーコース・タワーコースともに日本で学べるようになりました。
ということは、アメリカに行かずともコンプリヘンシブインストラクターになれる環境なんです。
ピラティスを普及したい!PHIピラティスを世の中の方に伝えたい!
という方が増えれば、私は本望です。
ピラティスを学ぶ時にオススメの書籍

運動機能障害症候群のマネジメント理学療法評価・MSIアプローチ・ADL指導
- 作者: Shirley A.Sahrmann,竹井仁,鈴木勝
- 出版社/メーカー: 医歯薬出版
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 4回
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- 作者: ジョセフ・ヒューベルトゥスピラティス,Joseph Hubertus Pilates,川名昌代
- 出版社/メーカー: 万来舎
- 発売日: 2010/01/01
- メディア: 大型本
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